ホットペッパービューティーは高い?月4万円払い続ける美容室オーナーの正直な答え

脱ホットペッパー!?
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「ホットペッパー、やめた方がいい」記事が多すぎる件

検索してみてください。「ホットペッパービューティー やめた」「脱ホットペッパー」といった記事が山ほど出てきます。

でも私は、12年間サロンを経営してきて、今もホットペッパーに掲載し続けています。

やめた人の話はよく目にします。でも「なぜ続けているのか」を正直に書いている現役オーナーの話は、意外と少ない。

今回は、月38,500円(ポイント付与含め約44,500円)を払い続けている私が、ホットペッパーのメリット・デメリットを包み隠さず書きます。

「やめるべきか続けるべきか」を迷っているオーナーさんに、少しでも参考になれば。

まず費用の実態を公開します

うちが現在払っているコストはこうなっています。

項目月額
掲載料38,500円
ポイント付与約6,000円
合計約44,500円

年間に換算すると、約53万円です。

「高い」と思うか「妥当」と思うかは、何を得ているかによって変わります。その話をこれからしていきます。

ホットペッパービューティーのメリット(正直に)

新規集客の半分以上を担っている

うちの新規客の半分以上は、ホットペッパー経由です。

これは現実として受け止めています。代わりになる媒体が今のところない、というのが正直なところです。
Instagramや自社サイトからも来てはくれますが、数という意味ではホットペッパーには到底かないません。

地域で認知されていない新規客に対して、あれだけのリーチを持つ媒体は他にない。
そこは素直に認めています。

「口コミ」が他媒体での信頼担保になっている

これは意外と見落とされているポイントだと思います。

Instagramを見てサロンを気になってくれたお客様が、次に何をするか。
多くの場合、ホットペッパーで口コミを確認します。

つまり、ホットペッパーの口コミは「ホットペッパー経由の集客」だけでなく、他のすべての媒体から来るお客様の信頼を下支えしているんです。

口コミが充実していることが、予約の後押しになる。
この効果はかなり大きいと感じています。

顧客情報はサロンボードを使わず自前で管理している

ホットペッパーにはサロンボードという予約・顧客管理ツールがついてきますが、うちでは使っていません。

理由はシンプルで、リクルートに顧客情報を握られたくないからです。
お客様のデータは自分のサロンの資産。それを外部のプラットフォームに預けることへの抵抗感は、正直あります。

うちではポスレジで顧客管理を完結させています。
ホットペッパーはあくまで「集客窓口」として使い、データは自前で持つ——この切り分けが、長く使い続けるうえで重要だと思っています。

ホットペッパービューティーのデメリット(正直に)

単価を高く設定するとそれほど来ない

うちはクーポンをそれなりの価格帯で設定しています。
安売りはしていません。

その結果として、爆発的な新規数は来ません。
「ホットペッパーで集客数を最大化したい」と思うなら、クーポンを安くした方がいいのは事実です。

ただ、安売りで来た客層がリピートするかというと、それはまた別の話。
うちの場合は価格帯をある程度保った上で、ちゃんとした期待を持って来てくれるお客様に来てほしい、という考えで運用しています。

リピーター管理はホットペッパーでは完結しない

ホットペッパーは「新規を連れてくる」ツールです。
来てくれたお客様をリピーターに育てる機能は、正直なところ弱い。

来店後のフォロー、次回予約の促進、顧客との継続的な関係構築——これらはホットペッパーの外で仕組みを作る必要があります。

うちではプロライン(LINE公式アカウントの配信・自動化ツール)を使って、来店後のDM自動送信や次回来店の促進を行っています。ホットペッパーで新規を取り、プロラインでリピートを育てる、という役割分担です。

来店後フォローDMを自動化した話はこちら

コストは固定費として重い

月44,500円は、売上規模によっては相当なインパクトがあります。景気に関わらず毎月かかる固定費なので、売上が落ちたときの負荷は小さくありません。

これは継続するデメリットとして、正直に挙げておきます。

「営業マンが使えるかどうかは、こっち次第」

ホットペッパーに限らず、こういった営業ツールの評価でよく見かけるのが「担当営業マンが使えない」という声です。

でも、12年やってきて感じるのは、営業マンが使えるかどうかは、こちらの使い方次第な部分が大きいということです。

何をお願いするか、何を数字で確認するか、どんな目的で掲載しているかを自分が明確に持っていないと、営業マンも動きようがありません。

ツールや担当者のせいにする前に、「自分はこのツールを何のために使っているか」を整理することの方が先です。ホットペッパーはあくまで手段。目的を持って使えば、それに応えてくれる媒体だと思っています。

ホットペッパーと組み合わせると効果が上がる仕組み

単体で完結させようとするから、ホットペッパーの限界が気になってくる。組み合わせて設計すると、話が変わります。

うちの現在の仕組みはこうです。

新規集客フロー ホットペッパー → 予約 → 来店 → 当日カウンセリング(仕組み化)→ 施術 → 来店後フォローDM(自動)→ リピート

新規をホットペッパーで取る。ただし、HPB経由の初回客にLINE登録や事前フォームの入力を求めるのは、正直ハードルが高い。やれないことはないが、協力してくれるお客様は多くないというのが実感です。

だからこそ、当日のカウンセリング自体を効率化する仕組みが重要になってきます。限られた時間の中でヒアリングの質を落とさないための工夫——これを整えておくかどうかで、初回客の満足度と再来率が変わってきます。

来店後は自動でDMを送ってリピートを促す。ホットペッパーはあくまで入口。その先を設計しているかどうかで、同じ媒体でも結果が全然変わってきます。

当日カウンセリングを仕組み化した話はこちら
プロラインでDM送信を自動化した話はこちら

まとめ:「依存」ではなく「活用」

ホットペッパーが高いかどうかは、何を得ているかで変わります。

うちにとっては、新規客の半分以上と、他媒体からの信頼担保という2つの機能を年53万円で買っている、という感覚です。

ただし、一点だけ理解しておく必要があります。

ホットペッパーは、うちのお客様を平気で他のサロンに斡旋します。

それがホットペッパーのビジネスモデルなので、責める話ではありません。
でも、そこを理解した上で使わないと、永遠に「ホットペッパーのお客様」を接客し続けることになる。

だから私が考えるゴールは、「サロンが脱ホットペッパーする」ではなく、「お客様に脱ホットペッパーしてもらう」ことです。

来てくれたお客様を、ホットペッパー経由でなく「このサロンに来たい」と思ってくれる人に育てる。
LINEでつながり、次回は直接予約してもらう。その積み重ねが、ホットペッパーへの依存度を自然に下げていきます。

新規はホットペッパーで取る。
でも来てくれたら、自分のサロンのお客様にする。
この設計がはっきりしていれば、月44,500円は十分に回収できるコストです。

ツールの良し悪しより、使い方の設計。
これが12年やってきた結論です

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この記事を書いた人

30年の現場経験と12年のサロン経営。
右も左もわからなかった開業者時代を経て、今では「10年先も続く安定経営」を実現しました。

当サイトでは、華やかな成功談ではなく、現場の痛みを知る私だからこそ伝えられる「地に足のついたリアルな経営ノウハウ」を凝縮してお届けします。

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